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奥田元宋 [Nakayama Tadahiko]

『白嶺秋耀』 奥田元宋

白嶺秋耀 奥田元宋

『白嶺秋耀』(2001年作)は、後景に白雪の山脈、中景に「元宋の赤」を駆使した紅葉の森、そして前景にそれらを投影する湖畔という大きく3つに分割された構成をとり、白嶺、紅葉、湖水との色彩対比の妙味、そして奥田画伯の71年にもおよぶ画歴にて辿り着いた、見る人の心を浄化する心象風景が描かれた、奥田元宋画伯晩年の秀作。

体裁

  • 画寸: 29.0×37.5cm
  • 額寸: 52.9×60.4cm
  • 版数: 33版33色
  • 用紙: フランス製ヴェラン・アルシュ紙
  • 版種: リトグラフ
  • 工房: プリントハウス オー・エム
  • 版元: 株式会社ビジョン企画出版社
  • 部数: 限定250部(直筆サイン・落款・番号入り)
  • 価格: 430,000円(税別)

作者紹介 奥田元宋(おくだげんそう)

奥田元宋は1912年広島県双三郡八幡村(現:三次市吉舎町八幡)生まれの日本画家。日本芸術院会員。「元宋の赤」といわれる独特な赤色が特徴とされる。妻の奥田小由女は人形作家、芸術院会員。

奥田元宋略歴

  • 1912年 広島県双三郡八幡村(現在の三次市吉舎町八幡)に生まれる。
  • 1931年 児玉希望の内弟子となる。
  • 1936年 文部省美術展覧会鑑査展に「三人の女性」が初入選。
  • 1937年 児玉希望画塾第1回展に「舞踏場の一隅」を出品、塾賞を受賞。「元宋」と号した。
  • 1938年 第2回文展に『盲女と花』が特選になる。
  • 1949年 第5回日展に『待月』が特選と白寿賞
  • 1956年 第12回日展に委嘱出品。日展会員となる。
  • 1958年 社団法人日展発足、会員としてこれに加わる。
  • 1962年 第5回新日展に「磐梯」を出品、文部大臣賞を受賞。
  • 1963年 「磐梯」が第19回日本芸術院賞受賞。
  • 1973年 日本芸術院会員となる。
  • 1974年 日展の常任理事となる。また、山陽吟社の主催者・太刀掛呂山と益田愛隣に漢詩の指導を受ける。
  • 1977年 日展理事長に就任。
  • 1981年 宮中歌会始の召人に選ばれる。
    真言宗大聖院の本堂天井画「龍」を制作。
    文化功労者に選ばれる。
  • 1984年 文化勲章を受章する。
  • 1989年 広島県名誉県民として顕彰される。
  • 1990年 「風景画三代の系譜—玉堂・希望・元宋展」を開催。
  • 1995年 日本芸術院第1部(美術)の部長となる。
  • 1996年 京都・銀閣寺(慈照寺)の庫裏・大玄関及び弄清亭障壁画を完成させる。
  • 2000年 「米寿記念—奥田元宋・小由女二人展」を開催。
  • 2001年 「白嶺秋耀」を制作。「奥田元宋集 わが胸中山水」を出版。
  • 2003年 2月15日逝去、享年90歳。

奥田元宋の本

奥田元宋画集

胸中山水 画文集/奥田元宋
■15,750円(税別)
■A4変型判

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